どうでもよい話かもですが、ウォーターサーバー(宅配水型)の市場規模、普及率、シェア等などを参考に今後のウォーターサーバー市場について考えてみました。
ウォーターサーバーをこれから導入しようと考えている方向きの記事ではないのでそういった目的の方は他のページを参考にして下さい(笑)
ウォーターサーバーの市場規模は、JDSAのHP上にデータが公開されていますが2017年の推定市場規模1470億円という統計が出ています。
前年比105%の成長率なので成長は鈍化していると数年前から騒がれているウォーターサーバー業界の市場規模ですが、とはいえ毎年徐々に伸ばしている統計が出ています。
2007年の市場規模は280億円だったので、約10年で約5倍伸ばしていると。
JDSA(日本宅配水&サーバー協会)調べの統計を参考にすると2017年(推定)の顧客数はリターナブル形式のウォーターサーバーが約205万世帯、使い捨てタイプのワンウェイ(使い捨てタイプ)式、バックインボックス式のウォーターサーバーが約160万世帯。合計365万世帯がウォーターサーバーを利用しているという統計が出ています。2017年は推定の数値。
2007年頃のウォーターサーバーといえば、リターナブル形式という水をボトルに詰め込んで宅配し、空になったお水を宅配員が回収し新しいお水を宅配してくれるという形式しかありませんでしたが、2010年頃からOW(ワンウェイ)、BIB(バックインボックス)という形式の、宅配後使いきったお水の容器をゴミ箱に捨てられる形式が普及してきました。
統計データをみるからに、リターナブル形式のほうがまだ利用している世帯数は多いですが、後発のOW、BIB型のウォーターサーバーは着実に顧客数を増やしている印象をうけます。ほぼほとんどの年で伸び率が高い。
ウォーターサーバー宅配水業界全体としての伸びは2011年の東日本大震災をきっかけに急激に伸びていたようです。2011年の統計は、前年比216.7%。
宅配水を注文する事で水の確保ができる。備蓄水としてお家に確保しておくことが出来る。と言う点でウォーターサーバーが指示されたことなどが伸び率に反映されたのでしょう。
その後、前年比、伸び率は鈍化しています。が2014年の前年比98.5%と前年比割れ以外はほぼ鈍化しているながらも普及率は伸びています。2016年の熊本の大地震の影響もあり今現在、水の確保をどのように行うかと考える方も多いのかなと。
ウォーターサーバーは契約後継続する利用者の方が多いという点は、2007年ごろから着実に利用者数が伸びている要因の一つだと思います。
当サイトでも色んなウォーターサーバーを紹介していますが、ここ数年人気ウォーターサーバー会社が出しているウォーターサーバーの変化としては、リターナブル形式からワンウェイ方式に移行しつつあると言う点です。
ウォーターサーバー(宅配水)全体で成長率が鈍化しつつある中でも、ワンウェイ式だけに絞ると前年の成長率が高いです。例えば2016年のデータを参考にすると、ワンウェイ式は120.4%、リターナブルが100.9%という数値の差がでています。
ワンウェイ方式にシフトしている事業者が多いだけじゃん?と言われればそれまでなんですけども(笑)
ただ、思ったのは、よくビジネスなんかでいうところの継続的イノベーションがところどころで起こることによりウォーターサーバーの宅配水シェアというのは今後も広がっていくのではないかなと個人的には思っています。
最近では宅配水型のウォーターサーバーも進化を遂げた最新型のウォーターサーバーも新しく登場していますが、宅配水ではなく水道水直結型のウォーターサーバーといった新たな形式が出てきてます。
お隣韓国では、宅配水ではなくこの水道水直結型が主流?のようです。(正確な資料が無いのでのようという書き方にしています)
先ほどの統計データは宅配水と限定されていたのでこういった水道水直結型のデーターはまだ含まれていないかと思うのでこういったウォーターサーバーも含めるともう少し利用者数は伸びているのかもしれません。
実際、このサービス自体日本でどうなるかっていうのは私にはわかりませんが、先ほどの継続的イノベーションという話を軸にすると、こちらは破壊的イノベーションになりえるかも?と妄想しています。
宅配という手間が無くなったととれるからです。ただ、今現段階で、あくまでも個人の感想としては宅配水の天然水を飲みたいと私は思うのですけれども。
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