富士の湧水(ふじのゆうすい)はウォーターサーバーが日本製。実は意外かもしれませんが、ウォーターサーバーは韓国製のものが多いです。似たり寄ったりになってしまっているウォーターサーバーですが富士の湧水はどんなウォーターサーバーなのか気になったので、実際に使ってみました。
富士の湧水は使いやすく、見た目もなかなかのスタイリッシュさがあってわるくない仕上がり。
ウォーターサーバーの基本機能と使い勝手からレビューしていきます。
ウォーターサーバーのボタンは写真の通り、ボタンが「eco」「HOT」「チャイルドロック」「COLD」の4つのみ。ウォーターサーバーの裏側にボタンはありません。
この4つで操作するのですが、かゆいところに手が届いていると感じます。
まず、お水を出す時のロックですが、ワンプッシュしてお湯も冷水も出すことができます。多くのウォーターサーバーが、2秒長押しなどチャイルドロックを外すのが意外と面倒な設計になっているのでこのあたりかなり細かいところですが好印象を受けました。5秒長押しでチャイルドロックも可能です。
エコモードを使うと従来と比較して最大35%の電気代が節約できる。使い方はエコボタンを押すだけです。
エコモード中は温水が70℃。冷水は通常の温度で利用ができます。
エコモードには「リピートモード」という機能が付いています。これが使い勝手が良い機能です。エコボタンを3秒長押しする事で設定ができるのですが、例えば夜中の1時にリピートモードを設定したとしますよね。すると、エコモードは6時間で終了するので、朝7時に終了します。そして、またその日の夜中の1時になると自動でエコモードがリピートされるシステムになっています。
つまり、生活サイクルに合わせ朝起きる1時間くらい前にエコモードが終了するように設定しておけば無駄なく電気代が節約できるということ。これは使える機能ですね。
温度が計4段階あります。お湯は通常の温水と高温。冷水は冷水と弱冷を楽しむことができます。
ボタンがついていないので、どうやってクリーンモード使うんだ?って最初戸惑いましたが、富士の湧水のクリーンモードは電源をいれてから自動で学習するそうです。
電源をいれて、冷水や温水の使用状況を7日間学習して、8日目の未使用時間帯にクリーンモードを行うとのこと。
クリーンモード中はサーバーを使う事ができません。富士の湧水オフィシャルサイトにイメージがあったので貼っておきますが下の図のようにクリーンモード中はバイパス弁を開き熱湯を循環させて細菌を増やさない用にクリーンにする機能です。
こちらで設定する必要はないのですが、なかには手動で行いたい方もいると思います。「HOT」ボタンと「COLD」ボタンを同時に3秒長押しでクリーンモードを動かすこともできます。
次はあえて悪い点を書いてみます。
最悪っていう話ではないのですが、12リットルなので12キロの重たさがあります。筋トレをしている私にとっては良い付加ですが、若干重たいと感じる方もいるかもしれません。重たいと感じる場合は8Lのパックも販売されているのでそれにすれば問題はなさそうですが。
富士の湧水はウォーターサーバーのレンタル代金が月額762円かかります。その分水の注文ノルマが無いので自分のペースで飲むことができますが、ウォーターサーバーをレンタル無料で借りたい方にはちょっとした悪い材料かなと。
思い当たる、悪いところはこのくらいです。
他社との比較などで、富士の湧水を実際に使ってみて、細かいところですが、ここよかったという点をまとめてみます。
意外に思われるかもですが、今まで20台近くのウォーターサーバーを使ってきましたが、初期設定の時にウォーターサーバーを設置してくれる会社は本当に少ないです。
富士の湧水は、専門のスタッフさんがお家にきてくれて、設置、使い方の指導を丁寧に行ってくれます。私レベルになると、ウォーターサーバーの設置は余裕ですが、初めての方は専門のスタッフさんが設置してくれるのは意外とでかいです。
細かいところですが、郵送時のダンボールなどのゴミなども全部回収してくれるので、サービス面としては満点をあげたいです。
あと、動画撮影時が、コロナの影響がでていた2020年5月だったのですが、ビニール手袋などしっかりと対策を行っているのも好印象でした。
※初回設置以外の天然水の追加注文の配送はクロネコヤマトからの配送です。
ウォーターサーバーは多くの会社が定期配送を採用していますが、富士の湧水はその都度必要な分だけ注文し使う事が出来ます。レンタル料金が発生してしまいますが、ウォーターサーバーを使った経験のある人の中で、不満ランキング上位に入る「お水が飲みきれず定期配送の水が溜まってしまう」という不満。こういった経験がある方にはオススメしたいポイントです。
今まで使ってきたウォーターサーバーの中でも非常に特殊なウォーターパックだと感じました。
実際に空気に全然触れない設計になっているのでこのご時世にも安心して使えるウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーに設置する前はダンボールのような紙に包まれているので日光で傷む心配もないのも何気によく考えられている設計です。
そそぎ口から受け皿までの高さがかなり余裕のある高さで個人的には好きです。500mlのペットボトルも余裕で収まる高さです。
災害時にウォーターパックに直接取り付けられる、非常用コックが別途販売されています。これをとりつけると写真のような感じで常温ですが天然水を飲むことができます。
当たり前というか、一番重要な部分ですが、温度が4段階というのもあり、冷水と弱冷があるのが個人的には好きな点です。天然水はまろやかで非常においしい水でした。それと90度近い熱々のお湯が使えるのもよいです。
富士の湧水は、富士山の中でも環境保全が徹底された標高950mの場所に自社工場をもっている本格的な天然水を供給できている会社の一社といえます。食品安全マネジメントシステム「ISO22000」の認証や食品の安全性を証明するトップランクの国際規格「FSSC22000」の認証も取得しています。
バナジウム配合量は1リットルあたり82㎍とウォーターサーバー会社の中でもTOPクラスの配合量です。
最初にダンボールゴミがでるのが嫌かもとは思ったんですが、下の写真のようにコンパクトに折りたたんで捨てられる。
ウォーターパックは使いきった後はほぼぺちゃんこなのでゴミが少ない部類に入るウォーターサーバーかなと思います。
きになる料金。
お水代とサーバーレンタル代でかかってくる目安。もちろんたくさん水を飲めばそれだけ料金がかかりますが目安としてはこのくらいです。
宅配してくれる注文単位が2個からになっているので、ウォーターサーバーのレンタル代金762円ととDパック12リットル 1,524円を2個頼んだ場合の月額料金は、およそ、3,810円です。レンタル代金がかかってしまうのがネックではありますが、天然水代だけでみると、500ml単位で64円なのでかなり安い設定になっています。
ウォーターサーバーは基本的に9割の会社が契約前の解約で発生する違約金を設定しています。富士の湧水も違約金の設定があります。サーバーをお家に設置してから1年未満の解約の場合5,500円(税込)の違約金がかかります。レンタル代金をとっている為か、他社と比較すると良心的な違約金になっていますね。
それと、富士の湧水はウォーターサーバーのカラーなど。今回使ったウォーターサーバーは、写真左の「ブライトホワイト」というカラーです。床置きタイプの場合もう一色「ダークブラウン」を選ぶことができます。卓上タイプは「ニューホワイト」一色のみ。料金はすべて同じ762円でレンタル可能です。
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