日本では身近になってきたウォーターサーバー。海外ではウォーターサーバーって使われているの?
この素朴な疑問に対して、当サイトでは世界の水事情というコンテンツで海外に住む日本人の方にお水の事情を色々と聞いているのですが、その中でウォーターサーバーについても聞いておいたので、それを元に海外のウォーターサーバーについてまとめてみました。
ヨーロッパ圏の今まで調査した国ではウォーターサーバー自体はもちろん存在します。日本と似た形のウォーターサーバーです。でも一般家庭ではあまり普及しておらず、企業が福利厚生の為に会社に設置していたり、図書館やスポーツジムなどの施設やお店などに設置しているケースが多いようです。
ヨーロッパでも日本で見かけるウォーターサーバーが図書館やスーパー、会社等で設置されています。いままで私は色んなウォーターサーバーを見てきましたが、以下ヨーロッパのウォーターサーバー達は日本とは全く別のメーカーが発売しているモノですね。
5ガロン(18.9ℓ)のボトルを設置するタイプ。一昔前まで日本でもみかけたボトルのサイズですが、最近はみかけなくなりました。
ドイツではこのRevosというメーカーが人気。
ドイツでは、こういった宅配水型のウォーターサーバーと水道水をサーバー内部に取り込んで使う日本でも最近流行り始めている水道直結型のウォーターサーバーを使っている様です。
エストニアで使われているウォーターサーバーです。写真はSaku LäteというメーカーのCoolTouchという機種。この写真はエストニア在住の日本人の方に撮影してもらった写真です。
CoolTouchはヨーロッパでの特許を取得した高性能ウォーターサーバーでSaku Läteの企業内で開発されたサーバー。
調べてみたところ、お湯・冷水のほか、炭酸水も飲めるウォーターサーバーの様です。あと、日本でも高性能な機種だとついている自動のサーバー内部洗浄システムなどがあってなかなか高性能なウォーターサーバーがエストニアでは使われているよう。
この写真はフランスの図書館に設置されていたウォーターサーバーです。写真のメーカーは不明ですが、フランスではMistralというメーカーが有名ウォーターサーバーのメーカーのよう。宅配型よりも日本で言う浄水器型のウォータークーラーを多く扱っているメーカーのようです。
この写真のウォーターサーバーはlafantana社かちょっと不明なのですが、セルビアではlafantanaというメーカーが人気。
公式サイトへリンクしておきますが、リンク先のウォーターサーバーは水道水をろ過、塩素、錆、砂、シルト、などの不純物を除去してくれるサーバーが最新機種として販売されていました。
一般家庭ではスーパーのミネラルウォーターを購入し飲み水としているのが普通のようです。ヨーロッパはほとんどの国が硬水です。ミネラルウォーターの種類も豊富です。
それと推測を含みますが炭酸水を頻繁に飲む文化もあるのでもしかするとウォーターサーバーで炭酸水を飲むのって日本でもキララくらいしかないので普及しない一つの原因になっているのかも?です。
硬度は1,400以上の炭酸水、微炭酸、炭酸なしの3種類ある「セルビア共和国」で人気のMg mivela<というミネラルウォーター。 ヨーロッパでは、ミネラルウォーターの種類が豊富。以下はフランスで売っているミネラルウォーターです。
これを良く観察してみると、1.5ℓのボトルが6本セット売りになっている。日本でも箱買ってなくはないんですが、こんな感じで色んな種類のミネラルウォーターがセットで売っているってあまりみかけないかなと。普通のスーパーでは。
こういう観点から言っても、ヨーロッパではペットボトルのミネラルウォーターが主流なのかなと推測できますね。
イタリアのスーパーの写真も似た感じのパックでセット売りされています。
アジアではヨーロッパと比較するとウォーターサーバーは使われている印象ですが、やはり国によっては日本で使うウォーターサーバーよりもミネラルウォーターや違った水の販売方法で飲み水を確保している国もありマチマチです。アジアのウォーターサーバーを紹介していきます。
この写真はタイのWater Lifeという会社のウォーターサーバーです。タイではsprinkleというメーカーが有名なウォーターサーバー会社です。
形式はウォーターサーバーを購入してその後、水は宅配などをしてもらう形式が一般的。
フィリピンでは、ウォーターサーバーをレンタルではなく購入してボトルだけ購入して使うのが主流の様です。
上の写真はCAMELというメーカーのウォーターサーバー。このタイプのサーバーは似たような形式のモノが日本でも売られていますね。
本来アジアではないんですが、サッカーの代表選だとオーストラリアはアジア枠なんでアジア枠にしました(笑)
上の写真はNeverfail社のウォーターサーバーです。オーストラリアではNeverfailという国内メーカーが人気のウォーターサーバー会社です。
Neverfailはウォーターサーバーでなく普通のペットボトルでもミネラルウォーターを販売していますが、オーストラリア人は愛国心が強いためこの国内のNeverfailが人気なんだそうです。
サーバーはレンタルしてお家に宅配してもらえる日本と同じサービス形態です。
メキシコは水不足の地域が多いため簡易的なウォーターサーバーを使っている家庭が多いそうです。サーバーでなくボトルにポンプをとりつけている家庭も多いとか。
ボトルのお水自体はbonafontというメーカーが人気で、18・9リットルのボトルやペットボトルとしても販売されているメーカーです。
ボリビアも水が不足する地域が多い為かウォーターサーバーは一般的に使われています。ただ、日本やアジアの様にお湯が作られるタイプのものは少なく、上の写真の様に簡易的なウォーターサーバーが人気だそうです。
Agua Ricaというメーカーで、ボトルのお水は宅配してくれる形態です。
公式サイトが見つからなかった・・・。
すべての国とまではいきませんが、調査した結果、一般家庭では使わない地域と良く使われている地域があることがわかりました。
違いってどんなところにあるのか細かいところをまとめてみました。
おもしろいなあとおもったのがここ。日本でも昔は5ガロン(18.9ℓ)のボトルが主流だったんですよ。
日本で5ガロン(18.9ℓ)が少なくなり、今ではほぼなくなった理由として、このボトルは不衛生だという話が出たんですよね。(個人的に不衛生ではないだろうと思っているんですが)
おそらくなくなった理由としては日本のウォーターサーバーの各メーカーがその不衛生という情報に従って使い捨てのボトルを採用する傾向になっていったのだろうと推測できます。まだボトルを回収してくれる業者もいるはいるんですが、本当に5ガロン(18.9ℓ)を扱うメーカーは少なくなりましたね。
あと5ガロン(18.9ℓ)がなくなった理由としては重たいという点もあったと思います。
日本ではほぼ見かけなくなったこのボトルが海外では主流と言うのはなかなか面白いなーと。
日本はウォーターサーバーをレンタルするのが一般的です。レンタル形式もあるはあるのですが、海外ではサーバーを購入する形式が多いようです。
これ、意外でした。あくまでもインタビューだけの情報ですが、比較的水不足になる国ではウォーターサーバーを一般家庭でも使っているという事実。中には簡易的な物もありますが。
ウォーターサーバーを購入してスーパーなどで20ℓくらいの水を買うと言うのが主流のようです。(宅配サービスがある国もある)
日本だと、ウォーターサーバーの大きさのボトルがスーパーでは売っていませんよね。水不足の地域に住んでいる方にスーパーの風景をもらっているのですが、結構な確率で20ℓくらいのボトルが売っています。
でも確かに、水不足だから水道止まってしまった時などは、でかいボトルのほうが良いですからね。
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