ウォーターサーバーの料金、ランニングコストの中で意外と適当にみられている「電気代」。調査したところ電気代が安いウォーターサーバーと高いそれでは大きな開きがあることがわかりました。
メーカー公表の電気代と当サイトが実際にウォーターサーバーを使った時に計測した電気代を公開します。
実際に計測しているモノといないモノがありますが、今回計測で使ったのはこちらの計測器。1時間単位での電気代を計測し1ヶ月分に計算しました。
実際に使用量などで電気代は変わってくるのですがやはりエコ機能など性能が高いウォーターサーバーは電気代が比較して安いという結果になっています。あとなかなか使用状況をまったく一緒にするのがとても難しくバラツキあると思います。
メーカー公表の電気代と当サイトで試したウォーターサーバーの電気代一覧表です。下の表の順番はメーカー公式の電気代で安い順にしています。
機種 | 公式の電気代 | 当サイトで計測の電気代 |
---|---|---|
1位:フレシャス・デュオ | 330円~ | 432円 |
2位:アクアアドバンス | 約350円~ | 504円 |
3位:フレシャス・スラット | 380円~ | 360円 |
4位:うるのん・ウォーターサーバーGrande | 390円~ | ‐ |
5位:コスモウォーター スマートプラス | 436円~ | 396円~720円 |
6位:フレシャス デュオ ミニ (dewo mini) | 約490円 | 648円 |
同7位:フレシャス サイフォン ショートタイプ | 700円 | 792円 |
同7位:アクアクララ アクアスリム | 700円~ | ‐ |
同7位:サントリー ウォーターサーバー | 700円~1,000円 | 720円~1,008円 |
同7位:富士の湧水 | 約700円 | – |
11位:ハワイウォーター | 約800~1,200円 | ‐ |
12位:キララ スマートサーバー | 808円~1,300円 | 576円~1,008円 |
13位:プレミアムウォーター スタンダード | 900円~1,200円 | 1,080円 |
14位:クリクラサーバーL | 平均1,000円~1,300円/月 | 1,368円 |
同15位:エフィールウォーター | 1,000円前後 | – |
同15位:アルピナウォーター | 約1,000円 | – |
17位:うるのん・スタンダードサーバー | 1,500円 | ‐ |
計測していた時に再加熱機能を使ってしまったり、お湯を使いすぎたとか多少バラツキはあると思いますが安いウォーターサーバーの電気代は1ヶ月/400円くらい。高いもので1ヶ月/1,500円くらい。
フレシャスのdewoの電気代は当サイト調べで432円となりました。実際に調べた電気代ですと2位ですが、公式発表の電気代だと330円~で1位のウォーターサーバーです。お湯の再加熱機能などが無いため電気代の無駄遣いをすることなく安定して安い電気代で使えるウォーターサーバーかなと思います。
お水の注文単位が4パック×7.2L1パック1,155円×4 =4,620円からとなっているので、電気代との合計がややかさみますが水代だけで計算すると500ml換算約80円になります。
アクアクララのアドバンスがメーカー発表の電気代は約350円~で2位。実際に当サイトで計測した電気だは504円で3位でした。消費電力は飲む水の量などで変化しますが、アクアアドバンスは再加熱機能があるためあるためこれを多用すると消費電力を食うので電気代は高くなります。
省エネモードが使いやすい設計のウォーターサーバーなので、再加熱機能をあまり使わない場合はメーカー発表の数値に近くなると考えられます。普通に使っていて電力の消費を少なくする設計になっているので電気代と言う意味ではこちらもおすすめできる一台かなと思います。
当サイト計測で360円で電気代の安さランキング1位となりました。メーカー公式の発表の場合380円で3位なのですが、使い方によって差は出るものの非常に安い電気代のウォーターサーバーといえます。お湯を「再加熱」できる機能があるためこれを多用すると電気代は上がる可能性がありますが、再加熱はそこまで沢山使う物ではないのでうまくエコモード等を活用して節約が出来る一台かなと思います。当サイト計測時はたしかにあまり再加熱機能【リヒート機能】を使っていなかったと記憶しています。
ベスト3位に入った機種は各メーカー省エネ、エコ機能を意識している比較的新しい機種なので見た目も使い勝手もかなりよいウォーターサーバーでした。
続いてランクインしたのが「うるのん」から登場しているウォーターサーバーGrandeという機種。電気代は390円~。この機種はウォーターサーバーのレンタル代が発生する機種で、天然水さらりの場合月:324円、RO水やわらか水の場合月:1,147円の月額レンタル代が発生します。レンタルが無料のタイプのスタンダードサーバーは電気代目安が1,500円なので、有料のものにしてしまったほうがうるのんの場合総合的にはお得かもです。
続きまして、総合的に人気のウォーターサーバー。コスモウォーターがランクイン。436円~という電気代なので上位陣とちょっとした差しかありません。
コスモウォータースマートプラスは電気代だけ見るとこのランキングに位置していますが、非常におすすめしたい一台です。
理由はチャイルドロックや足もとから設置できるウォーターサーバーで機能面がしっかりしているのに、ウォーターサーバーのレンタルが無料という点。
コスモウォーターくらいの機能をもっているサーバーはレンタル代金を徴収しているところが多いのが現状なのですが一貫して無料を貫くコスモウォーターはなかなか素敵だなあと思っています。
次は、電気代比較の中で既に登場しているフレシャスのシリーズ。デュオミニです。電気代約490円とやはり安い。
フレシャスは全体的に性能が良くおしゃれなウォーターサーバーを次々発表してますが、フレシャスデュオミニはその中でもかなり力の入ったデザインで、卓上型でおしゃれなものが欲しいという方にはまず始めにおすすめしたいウォーターサーバーかなとおもっています。
おしゃれ、電気代安い、コンパクトと3拍子揃った一台です。
他のウォーターサーバーの電気代についても補足していきます。
ここからはランキングという位置づけ?ではなく電気代を見ていきたいと思います。
フレシャスサイフォンは、フレシャスシリーズの無料レンタルの機種です。見た目も悪くないですがやはり有料の機種と比較すると電気代が少々高くなってしまいました。まあ700円ですから許せる範囲ではないかとはおもうのですが、フレシャスは個人的にはレンタル料金がかかる機種がおすすめです。
アクアスリムは安心サポート料金という月額1,000円の費用をとられるので、電気代も700円とそこそこしますしアクアクララでサーバーをレンタルするのならアドバンスのほうがよいかなーと個人的にはおもってます。
電気代だけで考えると同じなんですが、3社ともそれぞれ若干の料金体系の違いがある会社さんですね。
700円という電気代は、最近のウォーターサーバーで考えた時平均平均的な電気代と言えます。
上で紹介した1~3位のウォーターサーバーとは反対に1ヶ月/1,000円程度かかってしまったウォーターサーバーはなぜ高くなってしまうのか。という話ですが、やはり電気代が安いと感じるウォーターサーバーはほとんどがウォーターサーバーのレンタル代金を徴収している高機能なものばかりです。
反対に1,000円近く電気代がかかるウォーターサーバーは言い方が悪いかもですが性能があまり高くないもので、ウォーターサーバーのレンタル代金を無料に設定しているところが多いです。
例えばプレミアムウォーターの電気代は1000円前後でしたがレンタルが無料です。なので電気代が比較して高いから駄目なウォーターサーバーなのか?と問われるとそういうわけではないよってことだけは伝えておきたい点であるかなーと思います。まあ安いことにこしたことはないんですが合計いくらかかんのか?って話のほうがかなり大事だと思うので。
で、電気代とか水代とか諸々の総額費用の比較もしてるのでよかったらどうぞ→参考記事:ウォーターサーバーの月額料金安い順比較!水代やレンタル料の総額まとめ
1000円程度のウォーターサーバーは昔のウォーターサーバーでいうところの平均的な数値といえます。プレミアムウォーターはスリムサーバーⅢという機種で進化しているウォーターサーバーを既に提供しています。こちらのサーバーの場合700円程度になっています。
ウォーターサーバーの電気代は性能が低いから高いという訳ではありません。一社だけ番外編で、紹介するとキララというウォーターサーバーがあります。
上記比較だとかなり下の方の順位。電気代目安は808円~1,300円となっています。
なぜこんなに差がつくか?といえば、キララは性能が高すぎるからなんですよね。
↑の写真左下をみてもらうとわかるとおり、照明がついています。まあこの時点で電気代は他社よりもかかってはきますよね。(消灯させることもできます)
あと、炭酸水が作れたり、もちろん最近の熱湯を巡回させる衛生面の機能等、最新のシステムが搭載されているので、結果的に電気代も高くなってしまった?のかなーと妄想しています。
まあ高いと言っても1,000円前後におさえているので機能面からすると安いのかなーと。なので一概に電気代だけで比較は難しいですね。
ウォーターサーバーはあまり節約とか意識しないで自由に使う派ですが、電気代を節約するにはどうすればいいのでしょうか。
もし、節約をしたいなら「お湯」「再加熱機能」に注意が必要です。
ウォーターサーバーの電気代が一番かかるのが「お湯」です。エコモードを使って、電気代が安くなる理由は、お湯の温度を85℃付近の設定から70℃付近にし消費電力をおさえているから。お湯をつくるのは冷水をつくるより消費電力がかかるので節約の肝はお湯の使用量になってきます。
サントリーやフレシャススラットについている機能でお湯を「再加熱」して熱々のお湯をつくる機能がありますがこのあたりは多用すると消費電力を食います。
お湯をたくさん使うと、新しくウォーターサーバー内に給水された水を電気を使って沸かすのですから、使えば使うほど料金があがるのは当然ですよね。
節約するにはお湯を控える?という話になってくる訳ですが、ウォーターサーバー何のために使ってるの?という話になってきますし、電気代が気になってそこまでやるのならウォーターサーバー導入しないほうが良いと思うんですよね。
例えばの話で、お湯を沸かすのは普通に生活していて何度も行う事ですよね。電気ケトル、ポット、ガスでお湯を沸かす等は必要ですよね。そのあたりと比較してみるとウォーターサーバーの電気代に納得できるかもなので以下にて触れてみます。
では、ウォーターサーバーで節電を行う方法はないのか?という話になってきますが、正しく節電するのは、メーカーがウォーターサーバー自体に実装しているエコモードやスリープモードをうまく活用するのみです。
電気代が高くつく理由として、ウォーターサーバーはお湯の加熱に多くの消費電力を使います。なので先に書いたとおり「再加熱機能」などのお湯を熱くする昨日は消費電力を使ってしまいます。
上で紹介したウォーターサーバーの電気代 比較表の1~6位は電気代が非常に安く抑えられているように見えます。これらの機種にはエコモードやスリープモードが実装されています。
ウォーターサーバーを使わない時に電力を抑える設定になっているので今の機種は基本的に節電の為になにか工夫をする必要はなくなっています。
例えば日中に家に誰もいないのであればスリープモードにしておく、夜寝る時にエコモードを発動させる。朝起きたらエコモードが終わって通常の温度になるように設定しておくとか時間をうまく使うようにすれば無理なく節約は可能でしょう。
電気代の節約でやってはいけない事としてあがってくるのがこれ。ウォーターサーバーの電源をコンセントから抜く行為。
まず、根本的にウォーターサーバーはお湯、冷水をすぐに飲む為の電化製品なので抜いてしまってはその機能が使えなくなってしまいますし、電源をコンセントから抜いたところで節約にはならないでしょう。電源を抜いたとしても、お湯と冷水がさめてしまい、再度、熱(電気)を利用することになりますからね。
それに、ウォーターサーバーの機種によっては電源を抜くと「故障の原因になるから抜かないで!」といっているところもあります。
電源から抜くことでなにかしらの機能(例えば衛生面を保つための機能)をリセットする場合もあるので電源を抜くこと自体絶対NGというわけではない機種もあります。
しかし、基本的には24時間365日電源は差しっぱなしにしておくのがウォーターサーバーと考えておいたほうがよいです。
関連の記事:ウォーターサーバーの電源(コンセント)を抜くのは基本的にやってはいけない?
これは使用量にもよると思いますが、電気ケトルは1度沸かすのに2~3円くらいの電気代がかかるといわれています。電気ポットも性能と使用頻度しだいなんですが月1,000円以上はざらでしょう。
ウォーターサーバーと比較しても同じくらいの金額、もしくは電気ケトルやポットのほうが高くつくと考えるのが妥当ではないかなと。
ウォーターサーバーの場合ずっと電源に差して保温しているじゃないですか。だからウォーターサーバーの方が高いのかなと思いがちなんですが、電気って最初に電源を入れた時とかお湯を沸かす時とかに消費電力を食うのでウォーターサーバーは実はそこまで電気代を食っていないと。言う事なのだと思います。
ウォーターサーバー達の電気代を比較してどうこう考えるよりも、もしかしたらお湯をつくる他の家電製品と比較したほうが導入の材料になるかもしれませんね。ちなみにガスでヤカンを使って1リットルあたりを沸かすのにかかる料金は2~3円程度。これも沸かす回数次第なのですが、料金的にそこそこいく気がします。
ウォーターサーバーで電気代が1,000円くらいかかったとしても実はヤカンで沸かす回数が減ったり、ケトルやポットでお湯を沸かす必要が無くなるのでそこまで負担にはならないのではないかなと。
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