ウォーターサーバーの水は不潔なの?ということを聞いてくる方が結構いるのですが、結論から言うと管理の仕方(ウォーターサーバー本体のメンテナンス)や水の飲み方次第ではないかなと。ウォーターサーバーの水の賞味期限でも書いているとおり賞味期限は未開封で平均半年で開封後は~1ヶ月程度になります。
だからその間にきちんと飲みきることが大事。基本的によほど不衛生な扱い方をしなければウォーターサーバーの水が不潔で飲み水として適さないということはないでしょう。なんども書いていますが、不潔で危険性があるのなら国から規制され販売自体できなくなっているはずです。もうウォーターサーバーの歴史は10年以上ありますから、歴史が証明しているともいえるのではないでしょうか。
また、ウォーターサーバーはよく水道水の水と比較されます。
偏った意見で「水道水が危険だからウォーターサーバーの水を飲みましょう」という人や「ウォーターサーバーの水は実は危険だった」とウォーターサーバーを煽る方。
どの世界でもそうですが煽る人がいますよね。。。
私の見解からすると、ウォーターサーバーも水道水も安全と言いきれます。安全の一定の基準値はどこ?という話ですが、水道水は水道局により徹底された基準で管理されています。
よく総トリハロメタンを危険物質だから飲まないほうが良い水道水と煽られる事がありますが、総トリハロメタンの値はWHOが推奨している安全の基準値を大きく下回っています(水道局の数値はWHO推奨のずっと摂取しても人体に問題ないであろうと考えられている数値よりもはるかに微量に抑えられている)。
水道水は水道局管理で51項目の水質基準が定められています。
対してウォーターサーバーの水は食品衛生法の清涼飲料水の製造基準の26項目をクリアしていれば市販に販売してもOK。
OKなんだけど、ウォーターサーバー各社は独自の基準を設けて基準を厳しくしているところが多いです。詳しくはウォーターサーバーは放射能検査や衛生面の検査や努力を行っているで書いています。
水は空気に触れると傷みます。でも水道水って家庭用などの場合、一旦タンクにためられてそこから水道管をとおり蛇口から出てくる訳ですから空気にたくさん触れていますよね。だから塩素消毒などを行い雑菌を増やさないようにする処置が施されているのです。塩素のカルキ臭ささえ問題ないのなら飲み水として水道水は安全な水といえるでしょう。
ウォーターサーバーの水もボトリングされている未開封の状態であれば空気に触れていないので安全ですが、ウォーターサーバー本体に設置せず開封して放置していれば飲み水としては危険です。
空気にふれると傷むというのは常識な為ウォーターサーバー各社は空気に触れない様なボトルを採用したり、空気が入ってしまうガロン系のボトルの場合も空気を取り込む際にエアフィルターなどを間に挟む等の努力をしています。
水道水は塩素が入っているから安全性は高い。しかし放置した水は3日が限界。災害用の為おきの水も3日位が限界の模様(水道局の情報より)です。
ウォーターサーバーの本体のメンテナンスはできるだけやったほうが良いのは事実でしょう。メーカーもこぞってセルフメンテナンスはしっかり行ってくださいと推奨しています。
やり方や期間はそれぞれの推奨頻度がありますが、個人的に定期的にやるのであれば、ボトルの交換時がベストかなと。
アルコール消毒で「お湯と水がでるコック」と「ボトルの差し込み口」と「受け皿」などを掃除する。くらいで問題ないかなと。掃除する時は汚い布とかでそこから雑菌が移ってしまっては本末転倒なので、きれいなキッチンペーパーを使うのが良いでしょう。
ウォーターサーバー批判を覗いてみると「コック」が雑菌の温床であると謎の批判をする人がいたのですが、まあだから定期的に掃除すればよくないか?と落ち着く訳で、コックがだめなら水道水の蛇口もきちんと掃除しなければいけませんよね。という話になってきます。
ウォーターサーバーがどうこうではなく、基本的に水道水も例えば浄水器を使う時等は定期的に浄水フィルターなどを交換しないといけませんし、蛇口部分はやはり掃除しないといけないのではないでしょうか。
なんだか回りくどくなってしまいましたがメンテナンスが大事ですよねと。
ウォーターサーバーは衛生面は基本的に問題はないなのですが、それでもやはり心配になる面はありますよね。そういった衛生面への配慮を行っているサーバーは結構増えてきていて、雑菌の増殖を防ぐためのシステムをサーバーに組み込んでいたり、無料交換を定期的に行ったりします。そういった安全性の対策がしっかりしているウォーターサーバーを比較してみましょう。
コスモウォータースマートプラスはレンタルが無料なのに、ウォーターサーバー内部に熱水を循環させ雑菌の増殖をおさえるためのクリーンサイクルシステムが採用されています。
フレシャススラットは2つの衛生的なシステムが搭載されています。
一つ目は「オートピュアキープシステム」オートなので電源プラグを差し込んだ時から120時間ごとに自動でシステムが動作します。
2つ目は「フレッシュモード」こちらも自動で熱水を720時間毎にサーバー内部に循環させる機能になっています。
写真はアクアクララのアクアファブと言う機種ですが、アクアクララは安心サポート料金という月額の固定費をとるので、その中にメンテナンス費用が含まれています。
機種ごとにメンテナンスの期間が異なりますが、アクアファブをはじめ、アクアウィズ、アクアスリム、アクアスリムSという機種は1年に1度メンテナンスの時期が来たらアクアクララから連絡が来てスタッフがメンテナンスに来てくれる仕組みになっています。(アクアアドバンスという機種はサーバー内部にUV除菌ランプという除菌システムが搭載されているので3年に1度のメンテナンス。)
サントリーのウォーターサーバーもサーバー内部に熱湯を循環させるシステムが搭載されているウォーターサーバーです。
アルピナはウォーターサーバーの性能面で言うとあまり良いとは言えないのですが、2年に一度ウォーターサーバーを丸ごと交換してくれます。
追記:ウォーターサーバーの衛生面が気になる方はボトルのお水の部分がどうしても気になると考えているかと思います。便利さはわかっちゃいるんだけどどうしても気になる!水道水の方が安全でしょ?と考えている方は水道水をろ過して使うウォーターサーバーも最近たくさん発売されているのでこのあたりがおすすめかなと思います!
サイト内検索
おすすめ記事
比較&選び方